谷川 渥
美学者。1972年、東京大学文学部美学芸術学科卒業。78年、東京大学大学院人文科学研究科美学芸術学専攻博士課程単位取得満期退学。2009年、大阪大学大学院文学研究科にて著書『シュルレアリスムのアメリカ』で文学博士の学位を授与される。マニエリスム・バロックからモダニズム・現代美術にいたる広範な領域を視野に収め、美学原理論、芸術時間論、廃墟論、だまし絵論、シュルレアリスム論、そして「芸術の皮膚論」など、独自の視点による美学的地平の開拓に努め、多方面にわたる批評活動を展開。12年には、公益財団法人稲盛財団「第28回京都賞」思想・芸術部門専門委員を務める。
主な展覧会 11件
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- 2003廃墟の美学(集英社新書)
- 2009シュルレアリスムのアメリカ(みすず書)
- 2009/2013肉体の迷宮(東京書籍/ちくま学芸文庫)
- 2012新編 芸術をめぐる言葉(美術出版社)
- 2017芸術表層論 批評という物語(論創社)
他、『見ることの逸楽』『表象の迷宮』『書物のエロティックス』『幻想の花園 図説美学特殊講義』等多数


